季節の草花と一緒にお茶でも

理系研究職の傍ら、茶道・ガーデニング・料理など日々の暮らしを綴っています

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割烹着でお茶事に 水屋デビュー

みなさま

ごきげんよう

 

ふりかえり記事も残りわずかです。

 

9月上旬に社中でお稽古朝茶事がありました。

私は今までお茶事は一回しか経験がありません。(それもお稽古茶事)

そのため本来なら水屋(お台所)の担当はできないのですが、今回例外的に経験不足ではありますが、水屋を担当させて頂くことになりました!!

サブですけどね。

憧れの水屋担当!

めちゃくちゃ嬉しくて、決まってすぐに割烹着をポチっ!(笑)

 

師匠がお懐石料理のレシピや段取りを細かく記載して下さった資料を一週間前に下さったので、家でもトライしてみました。

詳しいメニューはここではお知らせできませんが、焼きナスが入った汁椀がありました。「焼きナス」は私でも知ってはいたのですが、自分で作ったことがない。

これならできる!

と思い、作ってみました。

失敗しました。

なぜか皮が剥けない。

「白和え」も私が今まで作っていたものの違う。私はどれだけ手抜きしてたのか!!

どんだけ~~!!

 

お道具や懐石料理のお皿などは事前に師匠がご準備して下さっておりましたが、前日に下ごしらえできるものが多々あるので、お茶事前日に師匠宅に参りました。前日の準備には水屋担当の2人、統括リーダー1人、亭主と半東さんが集まりました。

私は今回初の水屋担当であるため、他の先輩方の邪魔にならぬよう基本は皿洗いを担当しました。そして先輩方のなさりようを横目で拝見して勉強させていただきました。

 

私が出来なかった焼きナスと私のとは別物の白和え。

なるほど。。。

私はナスの焼きが甘かったのね。

白和えにフードプロセッサーを使う!?

ここまで前日に下ごしらえしてもいいのね。

などなど、目から鱗でした。

何しろ、私はお料理教室に行ったことがない。

前日の準備は3時間ほど掛かりました。

水屋リーダーの方と段取りや持ち物を再確認して帰りました。

 

朝茶事当日。

朝茶事は主に暑い夏に行われるもので、早朝(朝6時ころ)に始まり日が高くなるお昼に終わる茶事です。懐石は正午の茶事よりかなり簡略化しています。

師匠から水屋担当の方は洋服でと言われていましたので、ワンピースに割烹着を着ました。

亭主、半東、水屋は朝6時30分に集合。

お客様は朝8時席入り。

粗相のないよう、お茶事が和やかに行われるようお役目に集中しました。

初水屋でしたが、私はご飯の一文字をよそうことと、香物を切って盛り付ける係を任されました。沢庵って隠し包丁をするんですね。

お茶事の進行を気にしながら、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく。

水屋は色々なことを気配りしなければならない。

 

大変勉強になりました。そして楽しかったです。

大量の食器を片付けて、師匠と先輩方と簡単な打ち上げをしてお開きとなりました。

統括リーダーの先輩(私より若い)に「私は水屋を極めたいわ~」と話したら「亭主、半東ができるようにならないと水屋は極められないですよ。でも大丈夫。できますよ~」と励まして頂きました。彼女はとても謙虚で優しい方です。

 

帰宅途中にスーパーに寄って、もう一度ナスを購入。

その夜は朝茶事の献立を再現した夕飯となりました。

焼きナスのお味噌汁ができました。

白和えは我が家のフードプロセッサーのパッキンが切れてしまい、ボソボソとした白和えに。

その他は師匠の献立なので非公開です。

アレンジした白和え(朝茶事とは具材が違います)

 

ベッドの中でフードプロセッサーをポチっ。

 

水屋がきちんとできるようになりますように。

愛読しているブログの方のように、美味しく美しい懐石料理が作れるようになりますように。(敦煌さま~)

 

それではまた。

ごきげんよう

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