お茶を習い始めて、もうすぐ2年になります。
先月、裏千家の「初級」の許状を申請させて頂きました。
月に3回のお稽古ですが、毎回お点前の手順で頭がいっぱい。
先生が心を込めて飾って下さる季節の茶花と掛け軸、和菓子を堪能し、色々なお話を伺いながら幸せな一時を過ごしております。
今までサボっていたわけでもなく、一生懸命毎日生きてきたけど、なんと雑に生活していたのだろうと思います。ものを大切に扱う心、気遣い、文学、そして気にも留めなかった道端やお庭に咲いている草花にも感動するようになりました。
ここに備忘録として一ヶ月に一度まとめてみようと思います。
お稽古の後に先生のお許しを得てカメラ撮影も可能ですが、先生の作品でもあるのでここでの掲載は控えます。
また帰宅後、名前を忘れてしまったのもありますので、覚えているお花の名称だけこちらに記載します。(すぐ忘れちゃう 😢)
6月の掛け軸
「直心是道場」
じきしんこれどうじょう
直心(雑念のない素直で誠実な心)はあらゆることを完成に導く基礎となり、すなわち道場である。
<引用>
1回目のお稽古
(濃) 丸卓
(薄) 四方卓 四滴茶入 手瓶
・金糸梅
こんなにたくさん咲いているのに、一輪だけ茶室に生けるとガラリと雰囲気が変わります。
2回目のお稽古
(濃) 四方卓
(薄) 四滴茶入 弦付
3回目のお稽古
(濃) 茶筅荘
(薄) 茶杓荘
・ ホタルブクロ
他
この「茶筅荘」「茶杓荘」はそれぞれ「ちゃせんかざり」「ちゃしゃくかざり」と読みます。「飾」ではなく、「荘」です。
これは「華やかに装飾する」のではなく、「厳かに整える」という意味とのことです。
たしかに、「荘」は「おごそかな」という意味があります。「荘厳」「荘重」という言葉がありますね。