ほぼ一カ月ぶりにお着物でお稽古に参りました。
4月から毎週末のように子供の保護者会があり、お着物で保護者会に行くわけにもいかず。。。
昨日は湿度も高く25℃近い気温でしたので単衣にしました。
東レのシルックです。いわゆる「洗える着物」です。
昨年誂えたのですが、足を捻挫したため昨年は袖を通すことができませんでした。今日ようやく着ることができました。
お店(たんす屋/都粋)の方が選んで下さった「ミントグリーン」唐草更紗文様がある色無地です。
初めてシルックの着物を着ましたが、とっても涼しくなめらかな着心地でした。さすが東洋紡!
東洋紡は分子生物学の世界では紡績というより、有名な試薬会社です。私は東洋紡のカタログを教科書のように愛用し、昔から大変お世話になっています。
東洋紡は眼鏡拭きや水着など繊維業界では最先端の技術を誇っており、遂に着物業界にまで旋風を巻き起こしました。凄いですね~
今日は午後のお稽古で、お稽古後に娘に写真を撮ってもらいました。
帯締めは帝人のラミエール。ポリエステルです。正絹より少し伸びる感触がありますが、問題ありません。帝人も合成化学や薬品など幅広く展開している老舗企業。私の大学からも帝人や東洋紡に就職した人が大勢おりました。
東洋紡、帝人は凄いものを作って下さったものの着付けはどうなのよ!
マイサイズで仕立てたもののなぜか、ちょっと身幅が大きいのですよね。。。決して私が痩せたわけではないのに。
帯のたれが妙に長くなってしまい、特に残念な後ろ姿になってしまいました。帯揚げは薄目の紫にすればよかったかな。
色々反省がありますが、来月もおそらくこのお着物で参ります。(夏着物は2着しか持ち合わせがない😿)
帯や小物合わせで楽しみ、着付けの練習に励みます。
お稽古は久しぶりに一人でした。
長緒茶入れと初炭をさせて頂きました。
大海と呼ばれる背の低いお茶入(お濃茶を入れる入れ物)とこれを仕舞う御仕覆の扱いのお稽古です。
大海茶入と御仕覆はこのようなものです。
画像はこちらから拝借しました。
【楽天市場】【茶器/茶道具 茶入(お濃茶器)/長緒茶入】 大海茶入 9種類より選択:いまや茶の湯日本茶・今屋静香園
この長い紐の扱いのお稽古です。久しぶりの長緒の扱いですっかり忘れておりました。「あ~そうでしたね~」って感じです。今日は私が最後だったので、長緒の仕舞い方も教えて頂きました。上の写真はお抹茶が入っている時の結び方で、お茶が入っていない時は「休め緒」という別の結び方をします。色々な結び方があるのですが、今日は定番の梅の形をした結び方を教えて頂きました。他に桜、梅、トンボ、鶴を形どった結び方があります。お客様はご覧にならないものなのに見えないところでも風情を保ちきちんと。心に留めておかなくてはいけない心ですね。
最後に「翁草オキナグサ」の綿帽子です。立派な翁になりました。
それではまた。