季節の草花と一緒にお茶でも

理系研究職の傍ら、茶道・ガーデニング・料理など日々の暮らしを綴っています

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着物でお稽古に ㉖  衣紋は難しい

先週土曜日はお稽古でした。

梅雨入り前の気持ちのいい風が吹いておりましたが、着付けの時から汗・汗・汗。

師匠は「冷房なくても窓からの風で気持ちいいわね~」とおっしゃるけど、風炉の前は暑い。マスクが汗で濡れてくる。。。

お稽古の途中から「場所によっては暑いわね~」と師匠がおっしゃる。

「暑いです。。。」

といってもなぜかお茶室の暑さはそれほど不快にならず。時折の風が心地よい。

 

着物は先週と同じ、シルックの色無地のような小紋。帯は四季の花々が織られている名古屋帯。薄くて軽いのでこの時期には助かる。

前方はマァマァだが、後ろ姿は相変わらず残念。

写真を撮ってくれる娘にも

「全体的に右が下がってる」と毎回注意されます。背筋や骨盤が歪んでいるのでしょうね。運転・お稽古後というのもありますが、帯も下がっている。そして一番気になるのは衣紋が抜けておらず、衿が立ってる。。。

もう少し衿が寝て、首が見えるようにしたいのですが。イメージは意識して着付けしても結局毎回こうなってしまう。難しい。

ちなみに長襦袢半襟をファスナーで取り付ける「き楽っく」。たかはしきもの工房の「うそつき衿」と比較すると前の衿合わせは「き楽っく」の方が決まりやすいけど、後ろの衣紋抜きは「うそつき衿」の方が上手にいくかも。私だけかな?私がただ着こなせていないだけだと思う。精進あるのみ。

お稽古から戻ったら、長襦袢とシルックの着物は洗濯機へ。

 

お稽古は四ヶ伝の「唐物」と丸卓の薄茶をさせて頂きました。

久しぶりの丸卓のお薄。意外と「唐物」の方が覚えていて、お薄のお点前を色々と忘れてしまっていた! まだまだなんでしょうね~

お点前では、お道具の「拝見」があり正客との問答があります。この問答も大事な大事なお稽古の一つです。お茶杓の「作者」と「銘」を答えるのですが、四ヶ伝では貴重なお道具を用いるので茶杓の銘も格式ばった、例えば「禅語」のものにしたりします。一方普通の(?)のお点前時は季節を表した言葉を使うことが多いです。そのため今回は、

「唐物」では「喫茶去」

「薄茶」では「麦秋

にしました。

喫茶去の意味は私ごときではきちんと説明できないので、こちらをお読み下さいませ。

禅語に親しむ

麦秋」は先日ブログにしましたので、使ってみました。

あまりメジャーではないものだったようですけど、私の生活の場では身近な季節の風景なのですから。

 

茶道は楽しい。

 

それではまた。

ごきげんよう

 

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