季節の草花と一緒にお茶でも

理系研究職の傍ら、茶道・ガーデニング・料理など日々の暮らしを綴っています

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温泉旅行ではなく、「仕事」です

山のキャンパスに行って参りました。

いつものように旦那に子供らのことを頼み(夕食は用意してきた)、つかぬ間の1人時間を楽しんできました。

ホテルのレストランのラストオーダーに間に合うように新宿から高速バスに。

ホテルは既にHalloween.

 

ペスカトーレ(魚介類のトマトソースパスタ)を頂く。

今回は今年最後のお泊り出張なので,、もう一つ贅沢を。

チーズケーキとヘーゼルナッツコーヒーラテ。

ヘーゼルナッツコーヒーはボストンではポピュラーな飲み物。

ゆったり1人夕食を済ませた後、私が泊まる別のホテルへ(夕食を頂いたホテルは高級ホテル。実際私が泊まるホテルは大学が用意した温泉つきビジネスホテル)。

荷物を部屋に置いてすぐに温泉へ。

外の露天風呂のひんやりした空気も気持ちいいが、肩が冷えるので中のお風呂に入って温まった。

部屋に戻って、実家の母に電話。40分間母の話を聞いた。

テレビをつけたらNHK 「SONG」が放送されていたのでしばらく見る。石川さゆりさん。「天城越え」もいいけれと、私の好きな「ウイスキーがお好きでしょ」をフルで聴けて大満足。小さい時からこのCMの雰囲気に憧れて、「こういう大人になりたい」とずっと思っていた。

しかし、結局は下戸。Barに行ったこともない。ノンアルコールウイスキーをBarで飲んでみたい。


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23時就寝。

主人は家事、娘の勉強、息子と遊び? 色々大変だったよう。

でもたまにはやりなさい!

 

翌日、終日お仕事しました。

そして高速バスにのって帰京。

また日常が戻ってきました。

 

父曰く、「出張ではなくて、温泉旅行」と言っているらしい。

「仕事です」

 

それではまた。

ごきげんよう

 

着物でお稽古に ㉜ 自撮りに挑戦

10月になったのに暑くなったり寒くなったり。

自律神経が乱れているのか、疲労感が半端ない。

研究費(科研費)申請が終わり落ち着いたと思ったら、立て続けに研究機器が故障。。。一向に落ち着かない。

 

連休で少しゆっくりしました。少しだけ家の片付けと娘の体育祭に出かけました。3年ぶりの中高合同開催。先生方と子供らの努力でだいぶ通常形式に戻ってきました。高校最後の体育祭。予想以上に想いがこみあげてきて感動しました。中学に入った頃は「この学校でよかったのか」と思った時もありましたが、体育祭を見て「楽しそうで良かった。後は大学受験頑張れ!」と思えるようになりました。

 

土曜日はお茶のお稽古。まだ少し暑かったのですが袷で参りました。

子供達も主人も不在。写真はセルフタイマーを使って初めて自撮りに挑戦しました。

高さが合わず、何回も撮影しているうちにデジカメの充電が切れてしまいました。次に古いスマホで撮影。何枚も撮影してこの程度です。いつまでも娘に頼らず、三脚買おうかな?

草花と熨斗模様の小紋

花唐草模様の西陣織の名古屋帯

少し前幅が狭い着物なので後ろ下半身は中心からずらしています。

この着物は一年半ぶりに袖を通しました。

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お茶の師匠や母から「地味だわ~」と言われてしばらく避けていた着物です。母にはこれ以降、着物の写真は送っていません。他の袷は来月以降に袖を通したかったので、今回は地味なこちらにしました。

もう少し裾周りをすっきりさせたかったですね。黒の帯で締まって見えるかしら?

 

お稽古は「中置」と「唐物」をさせて頂きました。

「中置」は少し肌寒くなる10月のお点前です。風炉(火)を少しお客様側に寄せて温もりを感じて頂きます。特に難しいわけではありませんが、細水指を風炉の左側に置きます。最初に中置のお点前をお稽古させて頂いた時、いつもの癖で右にあるお釜(お湯)を左にある水指(水)に入れそうになったことがあります。

お薄器は玄々斎好みの徳風棗。蓋には「一粒万倍」、裏には籾が9粒描かれています。一粒の籾からたくさんのお米が出来る「一粒万倍」。お米の収穫のこの実りの季節ならではのお棗です。そのためお茶杓の銘は「群雀むらすずめ」にしました。

徳風棗(一粒万倍)

画像は

徳風棗(一粒万倍)

からお借りしました。

 

「唐物」は四ヶ伝の一つ。大事な舶来物(唐物)のお茶入れを使います。大事なお茶入れなので全て両手で扱い。お茶杓は元節。銘は禅語などを用いますので今回は「好日」にしました。

 

庭には次々と秋の山野草やバラが咲き出しています。ひんやりとした空気の中で見る草花は落ち着きます。

こちらは金虎の尾。

金虎の尾(キントラノオ) – 近江綴園 小さな季節のお買い物

熱帯地方の植物なので関東では越冬が難しいようです。

昨年購入したものの、越冬せず今年、再度購入しなおしました、今年は部屋の中に入れてあげましょう。

 

それではまた。

ごきげんよう

 

 

元に戻りつつある生活

暑い暑いと思っていたらあっという間に肌寒くなりました。

気持ちのいい季節が短くなってきたと感じます。

 

先日は息子の学校の3年ぶりの観客入れての文化祭でした。

普通の学校生活なのに涙が出るほどしみじみと感慨深いものがありました。

 

人数や飲食などの制限はあったものの、子供らが連日クタクタになるほど準備で忙しくしておりました(三日ほど、息子は私が帰宅時には寝ていました)。

 

当日中高生らは笑顔でお客様をお出迎えしてくれました。息子は音楽系ですが、コロナ禍の保護者のみの演奏会より圧倒的に上手でした。観客がいるといないでは全く違いますね。きっとスポーツも同様でしょう。無観客での試合やオリンピックがどれほど大変だったのか、今更ながら感じました。

親バカな私は夜な夜な動画と写真を整理。文化祭に来れなかった祖父母達にファイルを送りました。職場のランチタイムではイヤホンで息子の演奏と歌声を聴きながら昼食。バカですよね~~

 

学校近くのイチョウの木の下にはたくさんの銀杏が落ち踏みつぶされていました。

銀杏は臭いのですが、私にとっては子どもの小学校受験の思い出の匂いです。「この匂いをもう一度嗅ぎたい」と念じながら合格発表を待った日々。銀杏の匂いを味わいながら(!?)入学手続きをしました。

 

さてその日の午後は国立劇場に行きました。大学同期から久しぶりに連絡があり、「日舞のおさらい会があるから来て」とお誘いが。

日舞やってたの!?」と驚きでしたが、伝統芸能に興味もあったので行ってきました。国立劇場なので着物で行きたかったのですが、午前中は息子の文化祭。着物で文化祭に行く勇気はなかったので(息子に断固拒否されました)洋服で参りました。

予想をはるかに超え、度肝を抜かれました。小さい時から日舞を習っていて既に師範を取っているとか。

演目は「鷺娘」。鷺が娘に姿を変えて踊っているもの。白無垢(鷺)から衣装を引き抜き艶やかな振袖(娘)へと早変わり。その後何度か衣装が変わり、最後は鳥の本性に苦しむ鷺の姿になるという、圧倒される舞台でした。

仕事とは全く違うものでも頑張って、充実した日々を過ごしている同期をみて私も頑張らなくちゃと改めて思った一日でした。

 

それではまた。

ごきげんよう

 

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