季節の草花と一緒にお茶でも

理系研究職の傍ら、茶道・ガーデニング・料理など日々の暮らしを綴っています

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着物でお茶会へ 58 母が褒めてくれた

みなさま、ごきげんよう

 

昨日は毎年恒例となったお茶会のため明治記念館に行って参りました。

今年も無事に母を連れて行くことができました。

昨年の記事はこちら。

jardinage.hatenablog.com

私は今年はお仕事がなかったので、母や友人らとゆっくり楽しむことができました。

ゆっくりとはいっても、母を含めて6人をご案内したので少しバタバタしましたが本当に楽しい一日でした。

お天気は祈りが通じず雨。私は足腰の悪い両親を連れていかなければいけないので、昨年同様息子の学校に近い母のお気に入りのホテルに前泊しました。一番心配だったのは「着付け」。母は着物というのは美容院で着付けをして頂くものと信じており、着付け教室にも行っていない私が自分で着るなんて、「ありえない」ことなのです。昨年は親子喧嘩が勃発しそうになったほどでした。

今年は娘が大学の授業があってお茶会に来られず、3人でホテルに宿泊することとなり(節約もあり親孝行?も兼ねて)ファミリータイプの部屋で一緒の部屋にしました。

予想通り夜は「美容院予約しなさいよ。自分で着るなんてだらしない。恥ずかしいじゃないの。」と昨年よりは控えめに?に進言されましたが、私は無視。

ドキドキしながら朝、着付けを始めたところ、「ひとりで着れるのね~」「何か手伝うことがあったら言って」と雪解けの気配が。。。

私も「帯が変になっていないか見てくれる?」とお願いし少し調整してくれました。

「上手だわね~ 凄いわね~」

と初めて褒めてくれました。

今回の着物と帯の組合わせは「美しいキモノ」に掲載されているこちらのコーディネートを参考にしました。50代なのにごめんなさい。あくまでも参考にです。

「美しいキモノ」2021年 春号 中条あやみさん

 

そして私の着姿はこちら。ホテルの方が撮って下さいました。

横笛と桜柄の京友禅小紋。枝桜ではないので季節は問われないかな? 帯は螺鈿箔の枝花文様の袋帯。地色は真っ白でも灰色でもなく明るく落ち着いた銀色です。螺鈿箔はとっても薄いのか、それほどキラキラしていません。そういうものなのかな?お値段相応?

生憎の雨でしたので、気持ち少し裾高めに着付けました。反省点はヒップの補正が足りなかったこと(涙)。高島屋の方がお腹の補正が入れすぎというので今回少なくしたのですが、こちらも足りなかったような。またこの小紋は反物を買って仕立てて頂いたのですが、どうも胴裏が透けている感じで気になりました。

でも母がコーディネートも褒めてくれたのはホッとしました。

 

今回も時間制で点心席→濃茶席→薄茶席→立礼席(薄茶)と2時間ちょっとで全部を回りました。点心席では季節を彩った美しく大変美味しいお食事でした。

こちらのお膳から始まり筍ご飯、汁椀、煮物椀、デザートなど「主菓子頂けるのかな?」と思うぐらいお腹いっぱいになったところで、お茶席を回りました。

今年も席主の方々の趣向を凝らしたお道具とお花とお菓子を頂きました。こちらでお見せできないのが残念です。お話もお上手! 待合では掛軸のくずし字が読めない方(ほとんどが読めないけど)のために大きな和紙に楷書で書かれたのを掲げてご説明して下さいました。また青年部の立礼席は今年も心温まるおもてなしでした。数茶碗(その他大勢のお客様に出すお茶碗)は青年部の皆様で色付けされたお茶碗とのこと。とても鮮やかで素敵なお茶碗でした。お菓子は兜と菖蒲を模ったお干菓子。

 

私は前日から両親の付き添いでかなり体力を消耗しましたが、楽しい半日でした。

着物で荷物を運んだり運転して両親を実家まで送るのは無理なので、一旦ホテルに戻って更衣室でワンピースに着替えました。また息子が下校後にホテルに来てくれました。高3なのにごめんね。雨の中実家まで一緒に来てくれ、荷物の運びや祖父母らが無事に家の中に入るのも手伝ってくれました。助かりました。ありがとうね。

 

来年も仲良く!?一緒にホテルに前泊してまた明治記念館に行けることを願っています。

 

それではまた。

ごきげんよう

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