季節の草花と一緒にお茶でも

理系研究職の傍ら、茶道・ガーデニング・料理など日々の暮らしを綴っています

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元に戻りつつある生活

暑い暑いと思っていたらあっという間に肌寒くなりました。

気持ちのいい季節が短くなってきたと感じます。

 

先日は息子の学校の3年ぶりの観客入れての文化祭でした。

普通の学校生活なのに涙が出るほどしみじみと感慨深いものがありました。

 

人数や飲食などの制限はあったものの、子供らが連日クタクタになるほど準備で忙しくしておりました(三日ほど、息子は私が帰宅時には寝ていました)。

 

当日中高生らは笑顔でお客様をお出迎えしてくれました。息子は音楽系ですが、コロナ禍の保護者のみの演奏会より圧倒的に上手でした。観客がいるといないでは全く違いますね。きっとスポーツも同様でしょう。無観客での試合やオリンピックがどれほど大変だったのか、今更ながら感じました。

親バカな私は夜な夜な動画と写真を整理。文化祭に来れなかった祖父母達にファイルを送りました。職場のランチタイムではイヤホンで息子の演奏と歌声を聴きながら昼食。バカですよね~~

 

学校近くのイチョウの木の下にはたくさんの銀杏が落ち踏みつぶされていました。

銀杏は臭いのですが、私にとっては子どもの小学校受験の思い出の匂いです。「この匂いをもう一度嗅ぎたい」と念じながら合格発表を待った日々。銀杏の匂いを味わいながら(!?)入学手続きをしました。

 

さてその日の午後は国立劇場に行きました。大学同期から久しぶりに連絡があり、「日舞のおさらい会があるから来て」とお誘いが。

日舞やってたの!?」と驚きでしたが、伝統芸能に興味もあったので行ってきました。国立劇場なので着物で行きたかったのですが、午前中は息子の文化祭。着物で文化祭に行く勇気はなかったので(息子に断固拒否されました)洋服で参りました。

予想をはるかに超え、度肝を抜かれました。小さい時から日舞を習っていて既に師範を取っているとか。

演目は「鷺娘」。鷺が娘に姿を変えて踊っているもの。白無垢(鷺)から衣装を引き抜き艶やかな振袖(娘)へと早変わり。その後何度か衣装が変わり、最後は鳥の本性に苦しむ鷺の姿になるという、圧倒される舞台でした。

仕事とは全く違うものでも頑張って、充実した日々を過ごしている同期をみて私も頑張らなくちゃと改めて思った一日でした。

 

それではまた。

ごきげんよう

 

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