季節の草花と一緒にお茶でも

理系研究職の傍ら、茶道・ガーデニング・料理など日々の暮らしを綴っています

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らんまんロス マルバマンネングサ

今年4月から9月末まで放送されたNHK朝ドラ「らんまん」。

高知出身の牧野富太郎をモデルとしたお話でしたが、皆さま御覧になられたでしょうか。

私は朝ドラファンですが、特にこのお話は盛り上がり、ただいま絶賛ロス中であります。

牧野富太郎1862年(江戸時代末期)高知県高岡郡佐川町生まれ。

私の母は高知県生まれで、母の姉は結婚後、佐川に住んでおりましたので私も何度か佐川に遊びに行ったことがあります。高知市の五台山にある牧野植物園にも小さい時に連れて行ってもらいましたが、当時は全く興味がなく何も覚えていません。

 

しかし植物が好きになった年齢になった今、牧野富太郎にハマりました。

性格にいうと、らんまんの「槙野万太郎」でしょうか。ドラマは実際とは少々異なりますので。

研究者としては「えっ、教授の名前入れなかったの!? そりゃ~怒られて当然だわ~」と突っ込むところも多々ありましたが、一心に植物に向き合う姿勢、「雑草という草はない。全ての植物には名前がある」(昭和天皇もそう仰っておられました。富太郎の御進講から言われたのでしょうか?)、差別への反対などなど引き寄せられる人物像でした。

高知県出身の母も欠かさず見ており、毎日のように感想をLINEしてきました。松坂慶子さんのおばあちゃんぶりには「あっぱれ」でした。私の祖母や曾祖母もあのような性格、生き方をした人でした。万太郎に土佐に残ってもらいたいのに「東京に帰りなさい」と言った場面。私も祖母に同じように言われたことがありました。大学受験の際に「高知の大学に行こうか。おばあちゃんの家に住んでいいかな?」と伝えたら、「おばあちゃんは子供らが東京と京都の大学に進学したことが誇りなのよ。なんで孫が高知に都落ちするわけ? 東京の大学に行きなさい。おばあちゃんはそれで幸せだから」と言われました。

富太郎の実家の岸屋(朝ドラでは峰屋)はその後、司牡丹酒造に渡ります。「司牡丹」は私の祖父が大好きだった日本酒であり、母は誰かにお酒を贈る時は必ず「司牡丹」を選びます。母は「峰乃月は司牡丹のことだよね~」と大喜びでした。(正確には違います) 母は東京にある司牡丹は古いからといって、必ず高知の知り合いの酒屋に電話して(ネットではない)送ってもらっています。

 

さて、やはり毎回楽しみだったのは草花のこと。

いくつかは既に知っている草花でしたが、新たに好きに(欲しく)なった草花も多々ありました。

新たに我が家にお迎えしたらんまん草花

・マルバマンネングサ

牧野富太郎の名前にちなみ、ロシアの植物学者マキシモヴィッチ博士が" Sedum makinoi Maxim"と初めてMakinoの名前が付いた植物です。

マルバマンネングサ 7月6日

これから開花のものはこちら。開花したらお伝えします。

・ ノジギク (菊の品評会)

・ バイカオウレン(万太郎の母(広末涼子)が好きな花)

らんまんには出ていませんでしたが、文旦の種も植えました。発芽率は9割でした。

現在すくすく育っていますが、先月アゲハ蝶の幼虫に葉っぱの大半が食べられてしまいました。でも新芽は出続け元気に育っています。

文旦の苗 5月31日

文旦は高知の特産品で直径15cmほどの大きな柑橘類です。年明けの2月ぐらいから3月末ぐらいまでの季節ものです。是非一度お召し上がりください。

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土佐文旦@食べチョク

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らんまんのスピンオフがあるといいな~

 

それではまた。

ごきげんよう

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