夏休みからずっと高2の娘の生物をみています。
というのも一学期の成績が散々な結果だったから。
内容は私と旦那の専門範囲。よりによって私達の娘が!
と言ってはいけないことは頭ではわかっていますが。。。
私も旦那も大学受験は「化学・物理」選択でした。
実は私は現役時は「化学・生物」選択だったのですが、この2教科だと受験できない大学がありました。(センター試験後に判明!前から調べるべきだった)
当時、怖いもの世間知らずの母は
「まだ二次試験まで一か月以上あるじゃない。物理間に合うんじゃないの?」
と宣う。。。
「はっ!? 間に合うわけないでしょ!」
不幸か幸いか現役時は「生物・化学」受験で全敗で、浪人することになり、私は生物から物理に変更しました。
またまた母宣う。
「一浪して、東大理科三類入学できればいいじゃな~い。」
「何浪しても、東大理科三類は合格できません! 受かるわけないでしょ!」
本当に訳の分からないことをいう母です。(*注意 東大は受けてもいません!)
話は戻り、我が娘。
娘の女子校は兎に角、選択科目を早く絞りたがる。ゆっくり将来を考える余裕がない。
だいたい高1で将来受験する大学、学科なんて決められるわけがない。
なのに、選択科目を決めろという。
・ 高校1年秋
高2に上がる前に、「化学」「物理」「生物」から2科目を選ぶことに。
当然、私と主人は「化学」「物理」を推しました。
しかし、当の娘は「みんな生物だから、生物がいい」と。担任も「医療系学科希望だったら生物ですね」という。
「なんで!?」
医療系学科なら、嫌でも大学で生物を勉強します。高校範囲の部分も大学で深く学習します。それよりも生命現象を理解するためには「化学と物理」をきちんと高校で勉強しておく必要があります。
しかし、大学受験業界や高校の先生方は
医療系学科受験 = 生物選択
と考える。
絶対におかしい!
担任に意見言っても、全く理解してもらえなかった。
それよりも翌日、
「○○さんのお母さまって独特だよね」と。
娘:「先生、ちょっと不機嫌だったよ」
あ~~~
娘と何度も何度も話し合い、結局私達は折れて提出最終日に
「化学」「生物」選択になりました。→この時点で受験できない大学が決まった。。。
・高校2年秋
今、高3に上がる前に1科目に絞れという。
娘は私立専願になりそうなので(涙)、先生は一科目に集中した方がいいとアドバイス。(ある意味一理ある)
しかし、今時点で「生物」か「化学」どちらの成績が伸びるかわからない。
そのため、私達親は「2教科選択」を勧めた。
しかし担任(2年生とは違う先生)は
「医療系学科希望なら、生物では?」
埒が明かないので、保護者面談に主人も参戦してもらいました。
可哀そうな先生。。。
8割以上は私が話しました。
高3で2科目勉強するのは効率悪いというのは、100歩譲って賛成します。
しかし、
そもそも、娘は生物が苦手。成績も悪い。
一方、化学は好きだし生物より成績がいい。
だったら「化学」を選択するのが当然でしょう。また医療系であっても「化学」の知識は必須です!と熱く熱く語りました。(主人も)。
最終的に私達より若い先生は
「そうですね。ご意見参考にさせて頂き、学校でも共有させて頂きます。。。」
と「化学」選択を了承して頂きました。(勝手にどうぞ~という感じ?)
この理科科目選択論争は2年近く続き、やっと決着がつきました。
とはいっても、今高2では「高校生物」の授業があり、定期試験がある。
その成績が散々。
また今の高校生物は私の頃と違って、はるかにレベルが高い。
「こんなことまで勉強するの?」というぐらいの内容です。高校の先生方も教えるの大変んだろうな~と思います。内容によっては私が大学院時に論文読んで勉強したことも学習内容に入っていて驚くばかりです。
実際、難しい学習内容が多すぎて、学校の授業で飛ばすことも多いらしいです。
運よく私は教えることができたので(ウニやカエルの発生はだいぶ忘れていたけど)、娘を泣かせながら教えました。
生物選択自体は否定していません。
今の最新バイオテクノロジーを理解するために必要な知識も含まれています。PCRの原理も学習内容です。地球環境を守るために必要な知識も入っており、大変大事な学習内容となっておりますが、内容が盛りだくさん。難しいな~と感じます。
受験関係ない大人が勉強するには高校生物の教科書は非常にいい本だと思います。
是非、手元に置かれてはいかがでしょうか?
定期試験結果。
「問題数が多かった。でも前回よりはるかにできた」
とのこと。
ヤレヤレです。疲れました。
そして娘も
「私には生物は無理だわ。化学選択にしてよかった。ありがとう。」とのこと。
私の週末は「高校生物」で終わってしまいました。はてなブログを読む余裕もなかった。
「物理」も勉強して欲しかったな~ 「古文漢文」もやって欲しかったな~ 「日本史」もやって欲しかったな~。
子供ら登校後、お庭のバラ達をみて一息つきました。
プリンセスアイコ。秋薔薇はしっとりしてきれいです。
雅子さまはご自分も苦しんでいる中、周囲からなんと言われようと愛子さまを支えられたことは同じ母親として共感しますし尊敬します。また愛子さまも大変な努力家とのこと。不安定で悩んだ時があってもそれを家族で克服したこと、自分に厳しくたゆまない努力をされることなど、ご立派です。愛子さまは間違えた漢字は何回も書いて学習されたり、語学も楽器演奏も凄いですよね。雅子さまも数学などを愛子さまに教えられていたとか。私も頑張らなくちゃ!と、思います。男子を産まなかったことであのように辛い思いをされたことは本当に悲劇だったと思います。男子を産んだ女が勝ち!みたいな今の皇室制度は男女平等に反していますし、女性を馬鹿にしていると思います。Y染色体より育ちで伝統をつないで欲しいです。
冬咲クレマチス。やっと開花しました。これはメジロのためのお花です。
それではまた。