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お茶席における着物 ⑤  色無地と帯を購入

着物の話の続きです。

これまでの記事は右サイドのカテゴリーの「着物」または、記事タイトル下にある「着物」をclickすると一覧が出てきます。

 

 気に入ったリユース着物屋さん(たんす屋 都内支店)で、着物探しが始まりました。

そもそも私に合うサイズの流通量が少ないので、店長さんが月に何回かある仕入れの時に一生懸命探してくれました。

 

お茶席では初釜以外では華美なものは避けます。「やわらか物」と呼ばれる正絹の訪問着か色無地、小紋を着ます。訪問着の場合、模様など色々と気にする事柄がありますが、これらは後日書こうと思います。今回は最初の着物なので、色無地にしました。

たんす屋さんの着物は全てクリーニング済みで、元々もきれいなお品で安心しました。

草木染めの上品なピンクの色無地とご縁がありました。一度も袖を通したことがない仕付糸がついたままの美品でした。

年末年始特価などで帯もセットでかなりお安く購入できました。😄

母から譲り受けた豪華な金糸が入った帯は、かなり若い子向けとのこと。「お嬢様にちょうどよろしいですよ」と言われてしまいました。😭 そのため色無地に合う無難な帯を選んでもらいました。

持ち帰りが大変でしょうと、丁寧にたとう紙に入れて宅急便で送って下さいました。

時間に余裕があり、さらに複数候補がある方は次の事を気にしたほうがいいです。

・ 広衿にスナップボタンが付いているか?

着付けの際に広衿は折りますが、昔の着物ではついていないことが多いです。もし付いていなかったら、付けて頂いたほうが便利です。

私が購入した着物は残念ながら広衿にスナップボタンがありませんでした。付けてもらう時間もありませんでした。

・ 家紋

普通のお茶席では紋がなくてもかもしれませんが、格式が高いお席だったり、半東やお運びのお役目の場合、一つ紋が好ましいです。リユースの場合、紋が入っているお着物に出会う場合がありますが、自分の家紋と違っても気にならなければ気にしなくてもいいかな?と思います。結婚式出席の場合はご自分の家紋でなければいけないですが。

落語家さんはご贔屓さん達から羽織を贈られる場合、贈った方の家紋が付いていることもあるそうです。そのため色々な紋の羽織りを着ていらっしゃる方もあるそうです。(お正月の寄席で落語家さんから聞きました)

三つ紋は格式が高くなりすぎて、献茶式など特別なお茶会のみと限られます。また目上の方よりも格式高くなってしまうと失礼になるので、一つ紋が無難です(たんす屋店長に教えて頂きました)

・ 撥水加工

水だけでなく、汚れ防止にも重要です。せっかくのお着物ですからね。

何事も早めの準備が大事です。

 

この歳になるまで、着物の種類、格式のことなど全く知らなかったです。たんす屋店長に色々と教えて頂き、感謝です。大変勉強になりました。

*追伸

今思い出してもお恥ずかしい話です。今では悩みながら楽しみながら茶道のお稽古に着物を着ております。記事タイトル下の「着物」のタグをクリックして頂ければ「着物」に関する記事がリストアップされます。よろしければそちらもご覧くださいませ。

 

 

記事に関係ないですが、チューリップの蕾が見えてきました。

師匠が毎年末に球根を植えておいて下さいます。色や形は咲くまで分かりません。今年も楽しみです。

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何色のチューリップかな?
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