季節の草花と一緒にお茶でも

理系研究職の傍ら、茶道・ガーデニング・料理など日々の暮らしを綴っています

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着物でお稽古に ㊳ 銘仙の長羽織 単衣の着物から仕立て直し

たくさんの温かいコメントを頂き、ありがとうございます。

まだ体調が戻らなく、以前のように皆さまのブログにお邪魔しておらず大変失礼しております。もう少しお待ち下さいませ。(コロナ陰性確認しています)

 

実際はゆっくり休んでいられず、娘の来年度の計画を急いで立てる必要があります。

娘には自立心を促すため、「できるだけ多くの塾の説明会に参加し、自分の眼と耳で確かめてきなさい。必要があればママとパパは付き添うから。自分の反省点を考えて、自分に合う塾とやり方を見つけなさい。学費も調べて、いくら援助して下さいとお願いすること」

と伝えました。

今晩ぐらいに決まりそうかな?

塾での個別相談では自分から質問をしていました。

学校や○○塾(高校からのおすすめの塾)との考えの違いに驚いていました。

そして志望する学科は変更しないものの、もう少しチャレンジしてみようと思うようになってきたようです。リスクはあるけれど、勉強科目を増やすということ。

実際、私も浪人して生物から物理に変更しました。理系の場合、物理をやらないと受験できる学校が限られることがあるのです。

途中でやっぱり駄目だわ~となるかもしれないけれど、娘の覚悟を応援してあげようと思います。

 

日曜日は三か月ぶりにお茶のお稽古に行って参りました。

3月なので、着物はピンクの色無地にしましたが、何回着ても「ショッキングピンクだわ~」と恥ずかしくなります。膨張色ですし。もう少し薄めのピンク色が欲しくなります。

帯は四季の花々が描かれている名古屋帯

3か月ぶりの着付けだったので早めに着付けを始めましたが、やはり裾合わせや帯のところで時間がかかってしまいました。

 

さて、今回お見せしたいのは「長羽織」。

亡くなった祖母が仕立てた銘仙の単衣を長羽織に仕立て直したものです。

元の単衣は身丈身幅裄が短く(三重苦!!!)、私には着れないサイズでした。色々な問題点と私の希望を取り入れて仕立て直して下さったのは、Creemaの「さまだや」さまです。

Creema 公式オンラインストア

検索で

「ファッション」→「和装・小物」→「さまだや」で検索して頂くと、さまだやさまの作品サイトが見つかると思います。

裄はさまだやさんが工夫して伸ばして下さいましたが、着物の袖がちょっと見えちゃった。羽織心地はとっても良かったです。

写真の色は赤味が明るい赤ですが、本当はもう少し落ち着いた臙脂色です。

ピンクの着物には合わなかったかもしれませんが、子供からは「この羽織、すっごくいい!!」と褒めてもらいました。次回はもう少し地味な着物と合わせてみます。

仕上がったこの羽織を洋服の上から羽織った時、娘と息子は信じられないことが起こったかのように、「お~~~」と驚いていました。息子は「これはバーバにすぐ写真を送らないと」と写真を私の母にラインしてくれました。娘は「姿がシャキッと見える」と言ってくれました。

かわいすぎる柄ですが、羽織となってとても幸せです。

母は祖母が仕立てた着物を別の形に仕立て直すことに躊躇していましたが、この羽織を見て「あの着物がこんなに素敵に仕立て直せるのね~ ありがとう」と喜んでくれました。

祖母もきっと喜んでくれていると思います。

 

さまだやさまがおっしゃるには、祖母(明治42年?生まれ)は着物の裾ふきに綿を入れて仕立てていました。ほどいた裏地ですが、綿が入った裾ふきがこちらです。

昭和中期頃までにはよく見られましたが、今では花嫁衣裳ぐらいにしかみられないようです。

さまだやさんはとても品のいい、帯や着物、羽織を作製されておられます。是非作品をご覧になって下さい!

 

お稽古はリハビリを兼ねてお濃茶とお薄の平点前をさせて頂きました。心配していたより体が覚えていました!

心が整う楽しい数時間。私には必要な時間だと改めて思いました。

 

それではまた。

ごきげんよう

 

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