私は神奈川県出身です。西日本に住んだことはありません。
しかし、旦那は関西出身です。
学生の時に出会ってから30年近く経ちますが、今でも「は~?」と感じること、腹立つことがしばしばあります。
その中に関東と関西の違いによる誤解?によるものもあります。それが関西流だと頭でわかっていても感覚的に受け入れられなく、不愉快に感じることがあります。
その中の一つがタイトル名の
「アホ」
です。
私は両親が厳しく、テレビは制限されていました。
当時クラスの大半が見ていた「八時だよ全員集合!」も見せてもらえず、学校での会話についていけなく寂しかったです。「オレ達ひょうきん族」も同様。見たことがない。未だにどういうものか全く知らない。
息子が小学生の時。
学校で知った「アホちゃいまんねんパーでんねん」を言い始めました。
私でも明石家さんまさんのギャグということは知っていましたが、あまり言って欲しくなかったので「やめて」と注意しました。
しかし、週末帰ってきた主人がなんと、
「アクセント違うねん。」
息子に発音練習させだした!何回も!
そして、Youtubeを見せて「本物はコレ」
私が「やめて!」と言っても
「間違って覚えて友達に笑われる方がもっとかわいそうじゃないか。アクセントは大事!」
息子は大喜び。ひたすら
「アホちゃいまんねんパーでんねん」
主人の解説では
「アホ」は親しみを込めたもので、本当のバカとは違う。コミュニケーションの一環。
「パー」は本当のバカで、軽蔑の域に達しもの。
「だから、君にアホやんか、と言ってもそれは本当にバカにしているわけではなく、親しみを込めたコミュニケーションの一つというわけ。パーって言ったことないでしょ?怒ることではない」
といっても関東の人(私は)は「アホ」と言われると「馬鹿にされた」と感じます。
私達が結婚する時、主人は大阪大学のとある先生に忠告されたようです。
「君、関東の人と結婚するんだって? 発言には十分気を付けたほうがいいよ。我々関西人が言った何かが気に障るらしい。僕の奥さん(東京出身)は急に怒りだすんだ。どの発言に怒ったのか未だに分からない。」
私も主人から言われて、心の中に冷たい風がピューと吹くことがあります。
分かっていても感覚的になじめません。
因みに同僚の大阪出身女性教員もしょっちゅう「アホちゃう?」を連発します。私にも親しみこめて「アホちゃう?」
彼女から言われるのはそれほど嫌ではありません。親しみを感じるから。
しかし、主人から「アホちゃう?」と言われると、本当にバカにされたような気がして「馬鹿にしないでよ!」と応戦してしまいます。
そして主人はまた、
「なんで怒る? アホちゃう?」
私達はいつまでも分かり合えないのかもしれません。。。
This person is a hopeless fool. (底なしのアホ) by "come come everybody"
それではまた。