季節の草花と一緒にお茶でも

理系研究職の傍ら、茶道・ガーデニング・料理など日々の暮らしを綴っています

MENU

オンライン茶道 お稽古

オンラインでお茶のお稽古をしました!

 

先生は「お道具なければお鍋でもいいのよ。見立てて。工夫して」と初心者(入門して3年。初級は取得済)の私に負担かけないようにご配慮して頂きましたが、この機会に身分相応なものを買い揃えました。

今回新たに購入したもの

1)電熱器付き紅鉢

2)風炉釜 (棗釜)

3)敷板(掻合小板 黒)

4)水指(京焼 嵐山造 金彩色絵)

5)風炉先屏風(曳舟図)

敷板以外は全て中古品です。

お稽古日までに届いたのは電熱器付き紅鉢と風炉釜だけですが、この2品はとてもきれいな新品同様でした。

ただ、前のブログで書いたように茶釜には錆があったため、一週間かけて錆取りを行いました。これも茶道の勉強の一つと考えれば、いい中古釜を買うのはお勧めです。

残念ながら、敷板、水指、屏風は未着で、水指は台所にあるもので代用し、敷板と屏風なしでお稽古しました。

お抹茶は

本川口軒の「宝玉」

www.rakuten.co.jp

仕事帰りにデパート食品売り場にお抹茶を買いに行きたかったのですが間に合わず、職場近くのお茶屋さんで購入しました。女主人は表千家の教授でお教室も開いているとのことで、お茶のことを熱く語って下さいました。

これまで私は伊藤園、小山園、上林、福寿園などは知っておりましたが、石本川口軒さんは初めて知りました。

大阪でお抹茶一筋百余年の専門店とのこと。

今回私は「宝玉」を購入したのですが、インターネットではこの種類は見つかりませんでした。店頭だけのものなのでしょうか?

 

お稽古当日。

我が家唯一の畳の部屋は子供たちの勉強部屋と化しているので、リビングを片付けてカーペットの上にゴザを敷きました。

 今回、使ったwebカメラはこちら。

子どものPCの一つにカメラがついていなかったので、購入したものです。

今回もきれいに映りましたし、マイクも問題なかったです。 

もう一人の生徒さん(私とほぼ同じレベル)とご一緒にオンラインお稽古となりました。

今回は初めての試みかつ久しぶりの風炉だったので、基本の「薄茶平手前」(運びなし。座ったところから)を行いました。

お教室の時と同じとはいきませんが、予想以上のお稽古ができました。

先生は厳しくも優しい方なので、敷板がないことなど指摘されずに、「お釜からいい湯気が立っているわ~」と褒めて下さいました。

本川口軒のお抹茶も旨味が感じられ、すっきりとして美味しく頂きました。

 

今回のお稽古で思ったこと。

お道具を準備をするところから始まったことで多くの気づきがあったこと。

いつものお稽古を思い出しながら、何を準備すべきかを考えました。

初めは茶釜と電熱器のことが頭に浮かびました。しかしいざ、購入しようとなると初心者の私は風炉釜と炉の釜の違いすら分かっていなかったのです。

次に設置しようとすると、

「何か、違う。何か足りない」

と再度考え、

「そうだ! 敷板と屏風がない!」

水指は実家に行けば、何か見立てられるものがあるだろう、と安易に考え実家の食器棚を物色しましたが、ない。敷板や風炉先屏風にも色々な種類がある。どれを買うべきか?

結局、これらは探すのが遅くなり、今回のお稽古には間に合いませんでした。

来週のお稽古に間に合えばいいのですが。

 

実験も同じですが、「自分で最初からやる」となると意外とわかっていなかったことが見つかるものです。お道具の種類やお値段のことも然り。コロナのせいではありますが、今回は本当にいい勉強になりました。そしてお茶屋さんと縁ができたことも。

来週にはもう少し形になることを目指して。。。

お恥ずかしい写真ですが、自戒を込めてアップします。

来週は濃茶のお稽古の予定です。

今回頂いた、石本川口軒の「宝玉」はお濃茶仕立てにも使えると言われたので、来週もこのお抹茶で頂こうと思います。

f:id:Jardinage:20200518014151j:plain

 先生 「この水指、いいじゃな~い 笑」

Copyright ©季節の草花と一緒にお茶でも All rights reserved.