季節の草花と一緒にお茶でも

理系研究職の傍ら、茶道・ガーデニング・料理など日々の暮らしを綴っています

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夏越の祓(なごしのはらえ) 水無月

先月末のお茶のお稽古で、先生が「水無月」というお菓子を用意して下さいました。

水無月」はその名の通り6月のこと。

6月30日 年越しから半年間の厄をお祓いする習わしがあり、その時に頂くのが「水無月」です。形は三角形でこれは氷の形を模したものです。

詳しくは虎屋のHPに説明があるのでそちらをご覧ください。

夏越の祓 | とらやを巡る小さなお話 | 株式会社 虎屋

 

先生曰く、

「毎年、皆さんにお出ししたいと思っていたのだけれど、販売期間が短くて皆さんのお稽古日程に合わない年もあるのよ。日持ちもしないし、扱っているお店も少ないのよ。だから今年は作ってみたのよ」

私の先生はお料理上手で、時折手作りのお茶菓子を用意して下さいます。私はお点前の話だけでなく、お花やお菓子の話とそのレシピを伺うのも楽しみの一つです。

「お店の方が美味しいのよ」と謙遜されていましたが、近所には水無月を扱っているお店はなく、一番近いお店がある「たねや」に電話してもお昼前で「完売」でした。

私の知る限り、水無月を作っているお店は

・ 虎屋

・ たねや

・ 仙太郎

・ 甘春堂

・ 鶴屋吉信

私の愛読している chanoyuさまのブログには鶴屋吉信水無月が紹介されております。

chanoyu.hatenablog.jp

私のご贔屓の「亀屋万年堂」は関東(東京都目黒区自由が丘本店)のお店なのか扱っていませんでした。

ということで、私も作ってみました!

レシピは母からもらった、古~いNHKきょうの料理の「和菓子」(森山サチ子さん)(昭和52年発行!)

 <材料>

・ 吉野本葛   15g

・ 白玉粉    10g

・ 小麦粉    35g

・ 砂糖     70g

・ 水      90cc

・ 甘納豆    70g

 

吉野本葛と白玉粉の分量が違いますが、富澤商店のHPにもレシピが載っています。

作り方は同じなのでそちらをリンクしますね。

水無月 | TOMIZ 富澤商店

 

和菓子の多くは洋菓子より圧倒的に難しいのですが、これは美味しくできました。

子供、主人からの評判も👍でした!

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水無月 (Jardinage製)

 

そして昨日、珍しくまだ販売している「仙太郎」の水無月を購入することができました。

仙太郎の水無月はこちらです。

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水無月 (仙太郎製)

私の方は冷蔵庫で冷やしすぎたのか。下の葛が固かったです。先生からも「冷蔵庫で冷やしすぎない方がいい」と言われていたのに。。。

吉野本葛(結構高い)がまだ残っているので何度か挑戦してみようと思います。

 

年明けからの厄を落として、健康で残りの半年を無事過ごせますように。

皆様のご健康もお祈りいたします。

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