季節の草花と一緒にお茶でも

理系研究職の傍ら、茶道・ガーデニング・料理など日々の暮らしを綴っています

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私の好きな風景と音

昨日から猛暑が始まりました。

今日ぐらいには「梅雨明け」が発表されるのでしょうか。

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7月の田んぼ

近くの稲もぐんぐんと育ってきています。

私はこの田んぼの風景が大好きです。毎年見ていても飽きない。心が休まります。

夜、水田の脇道を車で通る時は窓を全開にします。5,6月ごろはカエルの鳴き声を聞きます。

 

さらに

好きな音は遠くから聞こえる電車の音。風の音と共に遠くから「ゴトンゴトン」と聞こえる電車の音。

懐かしい気持ちになります。

 

私の実家も近くに田んぼがありました。最近はどんどん田んぼがなくなり、住宅地にかわってきていますが。

そして夜、実家2階からは小田急線の音が小さく聞こえてきます。

この小さい時の思い出があるので、同じような環境の家を購入しました。

庭があって、近くに田んぼがあって、遠くから電車の音が聞こえる。それが私の一番心地よい場所です。

カサブランカ 花粉雄しべと雌しべの処置 来年のために

今朝、カサブランカが3つ開花しました。

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カサブランカ

師匠が植えてくれて、もう4年?ほど経つでしょうか。

毎年咲いてくれます。

とても優雅なカサブランカですが、この雄しべと雌しべが高貴な純白の花弁を汚してしまいます。そのためお花屋さんで売っているカサブランカは既に雄しべと雌しべが取り除かれています。

開花と同時(完全開花前!)に雌しべと雄しべを取り除く大事な理由がもう一つあります。

それは

球根を弱らせない(=栄養を使わせない)、太らせるためです。

チューリップなどの球根を収穫するのが第一目的の場合はお花が咲き始めたら全て取りますよね。それと同じ理由です。実を作るのには大変なエネルギーが必要となります。エネルギーを使いすぎると球根がやせ細ってしまい、翌年咲かなくなります。また今咲いているお花の花もちも悪くなります。

カサブランカの場合はお花を楽しみたいので、真っ白な花弁を汚すのを防ぐのと同時に、球根の体力維持のために雄しべと雌しべを取ります。

そして、球根を太らせるために、花が咲き終わった後は花だけを摘み取り、葉っぱは残して光合成をさせます。つまり光合成により養分を作らせ球根にためるのです。

光合成

植物の葉の葉緑体で行われる反応です。

二酸化炭素 + 水 + 太陽エネルギー🌞 → 炭水化物(でんぷん) + 酸素 + 水

化学式で書くと

となります。

 

葉っぱは自然に枯れてきます。葉っぱの色が変わってきたら「光合成終了」のサインです。そうなったら地上すぐのところで切り取ります。

きっと来年も芽が出て👆のようにお花が咲いてくれます。

 

雄しべと雌しべの取り方は以下のようにします。

念のため真っ白なお洋服のままで作業しないで下さい。花粉が付くとなかなか取れません。もし付いてしまったら擦らずに、垂直方向に裏から叩くか、テープでトントンとくっつけて取るといいです。

 

① 開花直後ならそ~とテイッシュで掴んで取る。

② 上の写真のように開花してしまい、たっぷりの花粉が飛び出てしまった場合は、ピンセットがあれば使うと便利です。お箸でも可。

・ ピンセットで花粉より奥のところを挟み、さらにその奥をハサミで切ります。

そ~とですよ。

または

・ 雄しべの下にティッシュを置いて、ハサミで切ります。花びらに花粉が付かないように気を付けて下さい。

 

 

 咲き始めたら来年のことを考えてあげましょう。

これが持続可能なガーデニングの楽しさだと思います。

 

それではまた。

ごきげんよう

 

カンテムス混声合唱団  舞台の花束を。。。

昨晩、渋谷区文化総合センター大和田さくらホールで行われたハンガリーの「カンテムス混声合唱団」の演奏会を聴きに出かけました。

知り合いが出演するためと、軽い気持ちで行ったのですが、、、会場は満席。

とんでもなく素晴らしい歌声でした。心が洗われました。癒されました。

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カンテムス混声合唱団219日本公演

演奏曲はミサ曲やルネサンスバロック曲目が大半でしたが、途中でABBAメドレーや炭坑節!、さくらさくら、島唄も披露して下さいました。

会場皆が笑いと、楽しいノリノリの雰囲気となりました。

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最後に歓迎演奏をした高校生が指揮者サボーにお礼の花束を渡しました。

その花束を女性メンバーに渡したところ、その女性がぱっと勢いよく花束を包んだセロハンを剥がしたのです。

「えっ!(◎_◎;)  何するの!?」

その花束を素早く女性メンバー間で一本ずつ配ったのでした。

そしてその花を持ってアンコール曲が始まりました。

最後は歓迎演奏をした中高生全員(暁星中高、法政第二中高、神奈川県立湘南高校+湘南ユースワイア)も舞台に上がり、全員でフィナーレ曲となりました。

本公演が日本ツアーの最終日でした。

退場時はカンテムス合唱団のみなさんが持っていた花を観客にプレゼントしながらでした。

なんとすばらしい心温まる演出なのか。

 

次の来日の時も是非演奏会に参りたいと思いました。


 

 

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