季節の草花と一緒にお茶でも

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補足 ネジバナの右巻 左巻の話

昨日のネジバナの話の補足です。

ずっとこの捩じれ方が頭から離れなくて、調べていました。

今現在では「遺伝子だけでは決められない」というのが本当のところのようです。 

日本植物生理学会の質問コーナーによると

jspp.org

「染色体性の1遺伝子によって決められいるという研究が昔にあるそうです。また、螺旋のない直線型の変異体もあるそうです。
ご質問のように、ほぼ1対1で右巻きと左巻きが現れる場合には、その両方が現れる(どちらになるかがランダム)ことがその株の遺伝的性質とみなせそうです。」

 

なるほど。

じゃあ、その遺伝子名はなに?

と文献検索したけど出てこない。

しばらくネット検索していたら、驚きの事実が。 

この本によると

「その振れ方は一定していない。右巻きのものもあれば左巻きのものもあり、同じ株から出た花のなかにも、右巻き左巻きが混じっていることもある。涙れ方は遺伝によるものではない。ネジバナはどうして涙れているのだろうか。  つづく。。。」

たしかに色々な方のブログでも同じ株から右巻き、左巻きネジバナがある。との報告があります。
つまり、「遺伝要因」だけではなく、「環境要因」も関わっている可能性が高いことが推測されます。
例えば、花茎が伸び始めた時の太陽の方向とかも影響をうけるのかな?
分からないことがたくさんある。というのは面白いことですね。

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巻く方向は気まぐれ? それとも太陽の方向?
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