麦秋や 子を負いながら 鰯売り
小林一茶の句です。
麦秋は「むぎあき」または「ばくしゅう」とも読みます。「秋」といっても季語は初夏です。麦の穂が風に揺れ、黄金色になるのはちょうど今の時期です。
私の住む地域では麦畑が所々にあります。毎朝車で通る道の両脇が麦畑で、今朝いい具合で渋滞だったためシャッターチャンス! 写真が撮れました。
ついこの間まで麦踏ができるぺちゃんこの苗だったのに、あっという間に緑色の草が伸び、あっという間にフワフワ~と穂が風になびくようになりました。
その横で田植えが始まっています。夜はカエルの大合唱です。
地元農協ではこの麦から作られた小麦粉やうどんが販売されています。
「麦秋」は茶道で茶杓の銘にも使われ、また緑の穂は茶席に生けられることもあるようです。真冬に緑の草で生命力を表すようです。私は本でしか見たことありませんけど。。。
遠いウクライナでも麦の収穫時期。しかし今年の収穫量は前年比4割減とか。
一日も早く平和な日常が戻れますように。
それではまた。