バラの挿し木を挑戦しようと思って、はや半年。
ブログ友達(勝手に友達と呼ばさせていただいています)が記念のバラを挿し木にして毎年楽しんでいらっしゃることを知ったからです。
なんて素敵!
しかし私は最近バラをプレゼントしてもらったことがない。。。
そこで、ずっと気になっていた実家の木質化したバラ苗を挿し木で増やすことにしました。
名前や由来などが曖昧なのですが、80歳を超えた母が言うには、
「40年ほど前にお友達が千葉のバラ園で買ってきたものを頂いた。名前はファラオ」
実際の色と写真の色が少し違うのですが、
・ 黒紅色の大輪
・ 濃厚なダマスカスの香り
・ 古枝には無数のトゲ
・ 木立樹形
この条件と40年前には既にあったという条件を照らし合わせると
「パパメイアン」
ではないか?と私は思うのですが。。。
しかし40年以上も「ファラオ」と信じている母に今更「名前違うのでは?」と言うのも気が引ける。
兎にも角にも、母がいう「ファラオ」というバラ苗は今現在市販されていない。
実家の「ファラオorパパメイアン?」は既に40歳を超え、木質化してきています。
ということで、師匠と相談し「挿し木」で増やしてみようと思い立ちました。
日比谷花壇の挿し木に関する参考サイトはこちらです。
バラの挿し木の方法として主に2通りあります。
1) 緑枝挿し 5月~7月ごろ
2) 休眠挿し 12月~1月ごろ
この春、師匠と行った緑枝挿しの過程をまとめます。(写っている人は師匠です)
1) ハサミの消毒
菌類の感染を防御するため、ハサミ・ナイフをエタノールなどで消毒します。
ハサミ・ナイフはよく切れるものを使う。
2) 挿し穂の準備:茎を切る
若くてある程度太い茎を選びます。 3~4節ほどの長さで切断面が広くなるように斜めに切ります。
3) 葉っぱを少し切り落とす
葉からの水の蒸発を抑えるため。葉を中央付近で切り落とす方法もあります。
4)切り口を水につける
しばらく水を吸わせてあげましょう。長時間する必要ありませんが、30分程度?吸水してあげるといいと思います。
6)挿し木用の土に植える
昨年購入したのですが、美智子さまをこよなく尊敬する母にあげました。
この美智子さまを挿し木にして私の家で増やそうと試みました。
挿し木して5週間後!
こちらは若い株だったのか、発根し、新芽も出ました!
立派です!
師匠に連絡し、培養土in 4号鉢に鉢上げしました。
こちらは最初の葉っぱも枯れ落ちることありませんでした。
ここまでくれば、水受け皿は必要なく(根腐れしてしまうから)、通常通り水をあげれば大丈夫です。
実験では必ず、Positive Control「必ず陽性がでるもの」とNegative control「必ず陰性がでるもの」をおきます。
手技と試薬、再現性を検証する必要があるからです。
今回、「ファラオ or パパメイアン?」はまだ発芽していませんが(訂正:3週間ほど遅れて発芽しました)、「エンプレスミチコ」は発芽しました。
手技や試薬(土やルートン)、置いた場所などは大丈夫だったことがわかります。
つまり発芽までの期間や難しさは品種によるということになります。
師匠が管理されている挿し木も私のと同じく、葉は落ちてしまいましたが、茎は緑のままだそうです。つまり私の監理が悪いわけでもない。
あともう少し、温かく見守ろうと思います。
またこの続きは報告しますね。
2022年5月28日 その後の記事はこちらです。
長々と失礼しました。
それではまた。