土曜日に「オンラインお稽古(風炉 お濃茶)」をして頂きました。
前回のお稽古はこちら
今回は風炉先屏風と敷板、水指も揃いました。
リビングにゴザを敷いての簡易的なお茶室空間ですが、前回に比べ桁違いに落ち着いた雰囲気になりました。
いつものお稽古では、全て先生がご用意して下さるので、当たり前のように使っていたお道具類もいざ、自分で揃えるとなると種類など気に掛けることが多いこと多いこと。
季節や一緒に用いるお道具との決まりもあります。
敷板一つにしても「真塗」「掻合」「荒目板」「敷瓦」などがあります。
一番格式が高く漆で綺麗に塗られている「真塗」がきれいでいいわ~と思っても、「真塗」は「唐銅風炉」のみ用いるなど決まりがあるのです。私が使う紅鉢には使わない決まり事があります。
今回は多くの風炉で用いることができる「黒掻合」にしました。
下地を施さずに木目がきれいに見えるように上塗のみを行ったものです。
お部屋を掃除して整理し、お湯を沸かして。。。
お稽古時間ギリギリに準備完了して、落ち着いて見たところ
「?」
「水指の柄が季節と違うではないか!」
「嵐山造」という柄ですが、もみじの色が赤ではないか。これでは秋になってしまう。
しまった。。。
本来お濃茶の場合は水指の蓋が塗蓋の方が好ましいのですが、直接お店に行けない今、サイズを確認できないのでしばらくは「共蓋」でお点前することにしました。
お稽古開始。
風炉のお濃茶のお点前は炉の時よりもシンプルであり、さらに前もって教本で復習しておいたのでなんとかできました。
お湯が沸き立つ音、湯水を注ぐ音。茶筅通しの音、お抹茶を点てる音。
心が落ち着きます。日常の慌ただしい心と行動を振り返り、心落ち着くいい時間となりました。
娘が客人として相手をしてくれました。
同時にお花と掛軸がある先生のお茶室で直接お稽古したいな、と改めて思いました。
来週は「濃茶と薄茶」両方のお稽古となる予定です。
お庭ではヤマブキショウマがきれい咲いています。
それではまた。
本記事は週刊はてなブログで紹介されました!(2022年5月30日)