季節の草花と一緒にお茶でも

理系研究職の傍ら、茶道・ガーデニング・料理など日々の暮らしを綴っています

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茶釜の錆を落とす

コロナ禍の今、私の心のオアシスであるお茶のお稽古が2か月もお休みとなっております。

その間、茶道具がそろっていない我が家ではきちんとしたお点前はできないですが、時々娘とお抹茶を点てて、お茶談義をしたりしております。

そのほか庭いじりをしたり、茶花の勉強をしました。

ここ最近の我が庭の茶花というと、

1) 数種類のオダマキが仲間入り

2) 昨年家の裏庭に自生した「ムラサキシキブ」が無事に若葉が出だした

3) 同じく、裏庭に自生した「紫蘭」が開花

4) 「華鬘草」「ヤマブキショウマ」「キョウガノコ」などが開花

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キョウガノコ

いい季節です。

 

そして仕事に疲れていたら、お茶の先生から楽しい楽しいお誘いが!

「オンラインお稽古」ご興味ある?

「はい! やりたいです!」

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手を挙げたものの、「風炉釜」がない!

先生は「なければお鍋でもいいのよ~」とはおっしゃるけど。。。

急遽、ネットで探しました。いいものはキリがないし、本当にいいものは実際に店頭で決めた方がいい。

でも私はまだ初心者。お茶道具は本当にいいものを求めるときりがない。

身分相応のお道具で精進しよう。

利休百首の教えの一つに

釜一つあれば茶の湯はなるものを

     数の道具を持つは愚な”

というのがあります。

茶釜があればお茶は点てられる。客人をもてなす心が大事。数々の道具(それも身分不相応なもの)を揃えるのは愚かである。

という意味だそうです。

ということで、今回は身分相応な風炉釜と紅鉢を揃えました。

立派なものです。

しかし、中古なので内側に錆が。。。

これは鉄の道具では仕方がないこと。この錆と上手に向き合うのも楽しみの一つ。

お道具を大事に扱う心得の勉強にもなります。

私は山形の鉄瓶を昨年購入しました。これは新品ですが大事に扱って楽しんでおります。

今回はこの錆取りからのお付き合いとなりました。

お店の方から教えて頂いた方法と、ネットで入手した方法を組み合わせて一週間ほど

錆取りを試みました。

行ったのは以下の通り。

1)ある程度錆が出てこなくなるまで、たわしで錆をこすり取る。

2)輪切りにしたサツマイモを入れて、水を入れて湯を沸かす。この時、水は浄水ではなく普通の水で。数時間弱火で湯を沸かす。水が少なくなったら足す。

3)水を捨てる。おそらく最初は赤いお湯となります。

4)茶釜は余熱で冷ます。余熱で十分乾燥します。

5)2-4)を繰り返す(サツマイモは数回で十分)。

お湯を沸かすこと一週間。毎晩行いました。

なぜ、サツマイモを用いるのか?

これはまた後日ブログで説明しますね。

 

違う日に撮影したので、光が違って正確には比較できませんが、明らかにきれいになりました。お湯も透明となりました。まだ少し鉄臭がありますが。

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湯沸かし後  前

明日のオンラインお稽古が楽しみです。

まずは接続できるか?

そして部屋を片付けないと!

 

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