オリンピックは延期。
コロナで外出自粛。
卒業入学、桜の1番いい季節なのに本当に辛く寂しいですね。
でも国民一人一人の「行動変容」と「自覚」で乗り越えられると信じています。
一昨日は有給取って、子供らと一緒に自宅におりました。テレワークということで。
しかし、やることといえば、
「家事」「バトミントン」「庭いじり」
薔薇はたくさん蕾が出始めました。
でも要注意。この新芽と蕾が出始めたら「バラゾウムシ」です!
毎年のように初期の薔薇はやられてしまいます。
今年こそ打ち勝つぞ!
まずは憎き「バラゾウムシ」がいるかどうかを探索。
とても小さいので、なかなか見つけることは難しい。
1番簡単なのはバラの枝を棒や剪定ハサミで優しくコンコンと叩いて揺らしてみます。その時、洗面器などで落ちてくるものを捕獲します(よく知られている方法です)。
その結果、一昨日は2匹、今朝は6匹も捕獲しました!
この方法は地味ですが、農薬使わずできる確かな駆除法です。毎日やっていけば効果はあります。
薬剤はないのか?
完璧な薬剤は少ない(ない?)ですが、住友化学園芸 によると、
「スミチオン」が有効とのこと。
化学名は「フェニトロチオン」
日本では50年近く使用されており、ゴキブリ退治など広く使われている殺虫剤です。有機リン酸系殺虫剤で、コリンエステラーゼの酵素活性を低下することで正常な神経伝達機能を阻害して効能を発揮します。
https://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc2_nouyaku_fenitrothion_251022.pdf
ゴキブリ用とバラゾウムシ用とは有効濃度が違いますけどね。
また、師匠は「べニカ」を推奨しています。
ベニカは有効成分「ペルメトリン」と「ミクロブタニル」。ペルメトリンはピレスロイド系殺虫剤で、除虫菊の有効成分から開発が進んだ薬剤です。これは神経のNaイオンチャンネルを持続的に開くことで脱分極を引き起こし神経毒を引き起こします。
https://www.fsc.go.jp/fsciis/attachedFile/download?retrievalId=kai20181012no1&fileId=150
ミクロブタニルはトリアゾール系殺虫剤で、菌類の細胞構成成分エルゴステロール生合成を阻害することで殺虫効果を示します。
https://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/iken-kekka/kekka.data/no_myclobutanil_290215.pdf
ということはバラゾウムシ退治には「ペルメトリン」だけで十分ということかな?でもついでにうどん粉病の予防にもなるから一石二鳥か。
以前紹介したうどん粉病対策の薬剤もミクロブタニルが有効成分でした。
農薬の詳しい資料などは
食品安全委員会とは | 食品安全委員会 - 食の安全、を科学する
のサイトで農薬(化学名)を検索すると資料を見ることができます。
とても面白いですよ。
まずは地道にパタパタと枝をゆすってバラゾウムシを捕獲しつつも、薬剤にも頼ってみようと思います。