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お茶席における着物 ③ Pricelessな着物

着物のはなしの続きです。

これまでの記事は右サイドのカテゴリーの「着物」または、記事タイトル下の「着物」をclickすると一覧が出てきます。

 

2018年初釜での失敗を教訓に、準備しなくてはいけないことが判明しました。

まずは着物と帯です。

① 着物

  兎に角、サイズ第一!

  身丈と身幅を重視。

② 帯

  母から譲り受けたものはたしかに高価なものですが、時代に合わないとのこと。

  着物とお茶席に合うものを選ぶ必要がある。

 

ではどのようにして着物を準備するのか?

私の成人式の振袖は高島屋呉服部で買ってもらいました。

しかし、私は高島屋で着物は買えない!(子供の教育費が優先)。

お誂えだなんて別世界の話。

頻繁に着るわけでもないし。

 

お茶のお教室でもピンからキリまで。

・ 初釜の度にお着物をお誂えする方 (先生やマダムなど)

・ 母や祖母からの着物を譲りうける方 (若い方中心)

・ 中古着物を購入される方 (若い方中心)

・ レンタルされる方(幅広い層で。物を持ちたくない方。毎回新しいお着物を楽しむことを優先される方など)

 

実は私は母から譲り受けた着物をたくさん持っています。

亡くなった祖母が和裁が得意で、母の着物は全て祖母が縫っているものです。私は祖母が大好きだったので、母の着物は祖母の心もこもっているもので "Priceless" なものなのです。

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そのため、私は着物を購入する予定はなく、母の着物を片っ端からお茶席で着ようと考えておりました。

しかし、現実は「サイズが合わない!」という問題が発生。

・  明治生まれの祖母が誂えた着物は時代的に「裄丈が短い」。

・  私にとって身丈が短い。

・  私が下半身デブのため、前幅後幅が足りない。

・  茶道の場合は正座するので普通よりもさらに幅広く作る必要がある。

どうすればいいのか!?

母親から譲り受けた人の多くが「裄丈の短さ」「身丈の短さ」は感じるらしい。

解決策は「仕立て直し」というのがあります。

着物を全て解いてサイズに合わせて縫い合わせすることです(限界はあります)。

 

では仕立て直しをしようかな?と思ったところ、茶道の先生がズバリ。

「ダイエットした方が安いわよ。仕立て直しだって結構かかるわよ。」

 

なんと! 😱

 

単純な私は

「そうだ、ダイエットしてあの着物を綺麗に着こなそう!」

(身丈と裄丈はどうしようもないのに。。。)

 

はい。

結果的に痩せませんでした。

秋深まり「これでは次の初釜に間に合わない!」と焦り、10月から大急ぎでリユース着物を探すことになりました。

 

この続きはまた次回に。

*追伸

今思い出してもお恥ずかしい話です。今では悩みながら楽しみながら茶道のお稽古に着物を着ております。記事タイトル下の「着物」のタグをクリックして頂ければ「着物」に関する記事がリストアップされます。よろしければそちらもご覧くださいませ。

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