季節の草花と一緒にお茶でも

理系研究職の傍ら、茶道・ガーデニング・料理など日々の暮らしを綴っています

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各服点(かくふくだて)  包帛紗 (つつみふくさ)

昨日はお茶のお稽古でした。

お濃茶のお稽古もありましたが、新型コロナ肺炎を懸念して、しばらくは「各服点(かくふくだて)」となりました。

来月にもお茶会がありますが、先生は「開催されるのかしら? 開催となってもお濃茶は各服点になると思うわよ。」とのことでした。

お濃茶は普通は3~5人で回し飲みをします。神経質な方はお濃茶のどろどろ感以上に回し飲みを嫌がる方もいらっしゃいます。

各服点とは、13代お家元 圓能斎鉄中宗室がご考案されたお濃茶を1人ずつ練るお点前です。1人用だと上手に練れなかったりと難しいです。

<追記> 2021年1月27日

裏千家HPにて千宗室家元による各服点の解説ビデオと風炉、炉におけるお点前が公開されております。初心者の私が間違ったことを記すわけにはいきませんので、是非こちらをご覧くださいませ。

-裏千家ホームページ 「各服点」ビデオ解説

 

先日、上級者の方が各服点をお稽古されるのを拝見しました。

一椀ずつ同量のお湯を入れるのが難しそうでした。

 

お稽古では毎回、本番のようなお濃茶をするわけではありません(お抹茶代もかなりかかりますものね)。時々は本当のお濃茶を点てて練習はしますが、普段は薄茶仕立てで練習します。

 

昨日のお稽古は「包帛紗 つつみふくさ」でした。

お濃茶の場合は茶入を用いますが、このお点前は薄茶に用いるお棗を帛紗に包みます。

お客様がお抹茶を持ってきて下さった時などに用います。お客様に敬意を表して真塗の中棗を用います。

または、高価な茶入やお仕覆がない時や侘茶の意味もある、という説もあるそうです。今回は練習しやすいようにとのことで小棗で行いました。

特に難しいものではないのですが、帛紗の解き方から四方捌きまでがちょっと難しかったです。なかなか綺麗に結べないです。

楽しいひとときでした。

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包帛紗
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