季節の草花と一緒にお茶でも

理系研究職の傍ら、茶道・ガーデニング・料理など日々の暮らしを綴っています

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名残の季節 残花 2022

我が庭では秋の山野草が一つをのぞいて静かに咲き出しています。

急にヒンヤリし始めた朝に山野草を愛でる時間は貴重なリラックスタイム。

 

・ フジバカマ

秋の七草のひとつ。

我が家にお迎えして数年経ちました。だいぶしっかりと根付いて花数も増えてきました。地下茎で増えるので数年後には……

 

・ 紫色の杜鵑草

裏のおばあちゃまから株分けして頂いた杜鵑草。翌年から増えまくり凄い生命力で、時折間引いています。上向きで咲き紫の斑点が特徴です。

 

・ 白の杜鵑草

こちらは茶道の師匠から株分けして頂いたもの。杜鵑草は増えるのでこちらは鉢植えで育てています。上の紫の杜鵑草と異なり斑点がなく清楚なお花です。

 

・ 金虎の尾

熱帯地方原産のため越冬は10℃以上が必要とのこと。昨年購入しましたが、戸外で越冬させてしまったため、枯れてしまい今夏再度購入しました。今冬はきちんと温度管理をしようと思います。

我が家には萩がないので、この黄色のお花は周りを明るくしてくれます。地植えできないのが残念。(もう植える場所もないですけど)

 

・ 秋明菊

唯一、にぎやかにワサワサ咲いています。

門から玄関までの短い小道を倒れて塞いでしまい邪魔です。。。紐で縛ったのですが、それでも倒れてきます。子供らは傘で避けて通っています。この真っ白な花は暗闇では明かりのように明るく見えます。気ままに色々なところから芽を出してくるので時々間引きしています。

 

・ ピンクの秋明菊

おそらくお隣から飛んできたもの。一昨年辺りから突如咲き出しましたが、可愛いので嬉しい。こちらは背丈が低いので助かります。

 

子供から文句が出てきた秋明菊を切り取り、宗全籠にいけました。

白とピンクの秋明菊、金虎の尾、フジバカマ、杜鵑草の5種生け。

籠は豆宗全籠。

とても使いやすい花籠です。生け方は我流です。杜鵑草が少し背が高かったかな?

10月は名残の月であり、野山に残り少なくなった草花(残花)を集めて活けて愛でる季節です。11種まで生けていいそうです。

 

しばらく秋の草花を楽しめそうです。

 

それではまた。

ごきげんよう

しっとりと秋バラを楽しむ

ブログ友から次々と秋バラの便りが届き、「ウチのは元気ないな~」と心配していましたが、ようやく我が庭にも秋バラが咲き始めました。

今夏、ハナモモにミドリヒメヨコバイが大量発生したせいか、バラの葉っぱが元気がありません。葉汁が吸われたのか、下の画像のような葉になってしまいました。(チュウレンジハバチはほとんど見かけない)

9月になって急いで剪定したり薬剤を噴霧して少し回復気味? 10月半ばになってようやく秋バラが咲き出しました。

 

・ フェンツァンロ(粉粧楼)

ブログ友に教えて頂き一目ぼれしたもの。次々と咲いています。雨に弱く我が家では軒下一番奥に置いています。咲き始めは真っ白、徐々に薄ピンクになっていきます。とてもかわいく、ほのかにいい香りがします。

 

・ 名称不明 (プレゼント切り花から挿し木したもの)

プレゼント切り花から挿し木にして初めて成功したバラ。

jardinage.hatenablog.com

今春に蕾ができましたが、養生のためすぐに切り取り、花瓶で花を楽しみました。今秋は苗のまま開花を楽しんでおります。プレゼントされた時の花の様子とほぼ同じで、濃いピンクで縁取られて可愛いです。

 

・ ヨハンシュトラウス

ハナモモから一番遠くに位置しているためか、元気で次々と咲いています。私が好きな薄ピンクで典型的な形のバラです。通りに面したところに咲いているので、ご近所の方からも褒めて頂きます。

 

・ 天津乙女

最初に植えたバラの一つ。12年経ちます。母方の祖母の名前が乙女さんなので実家にもこのバラが植えられています。こちらも元気です。

jardinage.hatenablog.com


・ プリンセス アイコ

2年前にお迎えしたバラ。勢いよくかわいらしいです。次々と咲くので家の中でも楽しんでおります。

 

秋バラは味わいのある色で、ゆっくりと咲くので春とは違った楽しみがありますね。

近いうちに第2弾をご報告できればと思います。

 

ミドリヒメヨコバイが原因だったのか? 恐るべし。

 

それではまた。

ごきげんよう

着物でお稽古に ㉝ 手紬の帯と藍染の小紋

今週土曜日は仕事があり、日曜夕方にお稽古して頂きました。

1人かな~と思っていたら、仲良くさせて頂いているTさんとご一緒。とっても嬉しい~

楽しくお稽古させて頂きました。

 

関東は蒸し暑い一日でした。単衣か!?と思いましたが、一枚しかない単衣を夏に散々着たので、これ以上着たくない。

さらに締めたい帯があったので、藍染小紋で参りました。

 

着物は草花の模様がある播磨藍の小紋。袷ですがとても軽く柔らかいお着物です。ご縁があって良かった!と大変満足なお着物です。

帯は手紬の名古屋帯。こちらはCreemaというハンドメイドのサイトの「さまだや」さまの作品です。

Creema 公式オンラインストア

以前に博多帯を購入し、今回2本目の帯です(実はもう一本購入しています)。

藍染小紋に合わせてみました。大変綺麗で締めやすい帯でした。素朴なクリーム色の無地の帯が藍色の小紋に合ったような気がします。(地味かしら?)

帯揚は濃紅色ですが見えませんね。。。水屋仕事している時に袖を帯上に挟んでいるうちに帯揚げがどんどん沈んでいってしまったような。

大変気に入った帯と小紋に出会えたので、大事にしていこうと思います。もっと綺麗に着付けできるよう頑張らないと。

師匠からは「着付け上手になったわね~ 衣紋がちゃんと抜けているわよ。昔は洋服みたいに首にくっ付いていたのにね~」と。お仲間のTさんからは「上手よ。あとはおはしょりだけね!」とエールを頂きました。(今日のおはしょりダメでした?)写真を見ると裾つぼまりが出来ていないように見えます。

 

お稽古は「五行棚を用いた中置 濃茶と薄茶」をお稽古させて頂きました。

五行棚とは「木火土金水もっかどこんすい」、宇宙を構成する5つの要素(陰陽五行)を表しているお点前です。

木‥‥‥棚

火‥‥‥炭火

土‥‥‥土風炉

金‥‥‥釜

水‥‥‥水指

棚の扱いと鑑賞〈10〉五行棚 (淡交テキスト)

画像は淡交社発行の本の表紙です。このようなお点前です。

私は濃茶手前から(後炭をしたことにして)、薄茶のお点前をするという設定でお稽古しました。(濃茶手前の後、柄杓と蓋置を棚に飾っておく)

茶事の流れを想像できて大変勉強になり楽しかったです。

 

今日で風炉のお稽古が終わり。次回からは炉のお点前となります。

月日が経つのは早い!

 

それではまた。

ごきげんよう

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